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2004 年度 実績報告書

吸啜から咀嚼への生後発達におけるCPG回路特性の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791299
研究機関日本大学

研究代表者

鶴山 賢太郎  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (70343580)

キーワードCPG / 吸啜 / 咀嚼 / パッチクランプ / 三叉神経中脳路核 / 舌下神経核
研究概要

吸啜運動および咀嚼運動に関与するニューロンを検索するため、麻酔下のラット新生児の咬筋および舌に対してDiIをマイクロインジェクターにて微量投与したところ、およそ1週後の蛍光顕微鏡下にて脳幹の複数の領域で逆行性に標識されたニューロンを確認することができた。平成16年度は歯根膜機械受容器からの入力を受ける三叉神経運動路核と舌の運動を制御する舌下神経核のニューロンの基本的特性について詳細な検討を行ってきた。三叉神経中脳路核ニューロンの多くは細胞体が円形の単極ニューロンであり、静止膜電位(-65mV)付近において自発性発火が認められた。ボルテージクランプにおいて、膜電位依存的にバーストの頻度が増加するニューロンが認められた。さらに、カレントクランプにおいて灌流液中へのNMDA投与により、静止膜電位の脱分極および振動が認められ、持続性のスパイクを生じるニューロンが認められた。舌下神経核ニューロンの多くは細胞体が大型の多極性ニューロンであり、静止膜電位(-65mV)付近において自発性発火が認められた。
ボルテージクランプにおいて、膜電位依存的にバーストの頻度が増加するニューロンが認められた。カレントクランプにおいて灌流液中へのNMDA投与により、静止膜電位の脱分極および振動が認められ、リズミカルなスパイクを生じるニューロンが認められた。また、pre-premotor neuron領域であると思われるnPcの電流刺激によりpremotor neuron領域において、促進性および抑制性のPSPが観察された。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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