研究概要 |
本年度は当初の計画どおり,保健・医療・福祉分野および歯科分野における関係者ならび研究者を訪問し,意見交換を行いながら関連情報を収集すると同時に,8020支援情報システムの研究成果と今度のあり方について議論し,8020支援情報システムのPR活動も行ってきた。また,いくつかの学会に参加・発表しながら,様々な社会情報システム等の運用管理の方法・状況,ならびに,最新の情報ネットワーク技術等についての情報を収集し,本システムへの適用についての検討を行ってきた。さらに,いくつかの医師会および歯科医師会等に訪問し,保健・医療・福祉の情報(ICT)化の進展状況,および,情報システムの導入状況等を把握するとともに,これまでの研究成果についての報告を行ってきた。 本研究で開発を進めている歯科支援情報ネットワークシステムである「8020支援情報システム」については全面的な見直しと大幅な改良を進めてきた。本年度は,前述の情報収集の結果をもとに,今後の稼動に向けて運用管理の効率化の方法の検討を行い,システムへ反映させてきた。また,愛知県歯科医師会において障害者歯科医療ネットワークが進められていることから,愛知県歯科医師会歯科医療センター連絡協議会に参加し,システムの構想と内容の提案を行ってきた。それと同時に,8020支援情報システムにおいても健常者だけでなく障害者でも対応できるように検討を行い,新しい機能を追加するとともにシステム全体の改良を進めてきた。 本研究成果の一部の内容は,19年度に図書として出版される予定である。
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