病室内での測定に先立ち、学内演習室にて測定方法の検討を行った。床面とベッド上での振動の同時測定を試みようとしたが、ベッド上ではピックアップでは共振などの現象にて解析不能であった。これに関し、座面用ピックアップによる測定を試みることを検討している。次に、患者の療養や医療者の動線の妨げにならず、かつ効果的に振動レベル測定が行えるよう妥当な振動レベル計のピックアップ設置場所の検討を実験的に行った。ベッドの移乗、シーツ交換、輸液台移動など、通常予想される医療行為や患者の動きを実験で再現しながら、ベッド下頭側、足側にて同時測定を行った。また、振動と関連する騒音(普通騒音および低周波騒音)を振動と同時に測定を行い、関連について現在分析を行っている。
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