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2004 年度 実績報告書

先天異常のある子どもをもつ親の次回妊娠・出産の意志決定と看護援助に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791388
研究機関広島大学

研究代表者

村上 真理  広島大学, 大学院・保健学研究科, 助手 (10363053)

キーワード次子妊娠・出産 / 女性の意思決定 / 先天異常のある子供 / 看護援助 / 家族援助 / 出生前診断
研究概要

平成16年度における本研究の実績としては、文献検索と資料収集と本格的なデータ収集前の事前調査(パイロットスタディ)を行った。これにより本研究の目的と背景をより明確にするとともに、実際の看護援助のニーズを把握し、データ収集に必要な質問要素の吟味を行うことができた。
第1に、文献検索を行う際のキーワードとして、「次子の妊娠出産」「意思決定」「先天異常のある子供」「看護援助」の4つをあげ、国内文献30件、海外文献5件を検索した。これらより、「障害児を育てながら妊娠・出産をする背景」「出産・育児をする意思決定要因」「看護者の支援方法」という3つの要素が抽出された。
第2に、事前調査(パイロットスタディ)では、障害のある子供をもち、その子の育児をしながら次子の妊娠・出産・育児を経験した2名の女性に対して、半構成的面接調査を行った。調査を行う際には、調査目的と方法・守秘義務・研究協力及び辞退の任意性と中断の自由について口頭で説明し、協力を得た。面接調査時の質問項目としては、「障害を持つ子供が産まれた時の気持ち」「障害を持つ子供の療育体験」「同胞との関係」「次子妊娠を考えた背景」「次子出産・育児の体験」等の5点について質問し、回答を得た。得られた結果について、スーパーバイザー2名のアドバイスを受けながら、内容検討をした。
パイロットスタディの検討をふまえ、当初では面接調査のみを実施する予定であったが、面接時の研究協力者の状態や、研究者とのコミュニケーションに差が生じ、有効なデータ収集ができない可能性もあるという示唆が得られた。そこで研究デザインを、量的・質的研究法とし、半構成的に質問項目を考えた上で、面接調査と質問紙調査とを組み合わせる方針とした。
以上のことから、本研究再開後の研究計画としては、質問項目の吟味・データ収集および分析・結果の総括を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2003

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 発達障害がある子どもと家族のケア;助産師の立場から2003

    • 著者名/発表者名
      村上真理, 中込さと子, 横尾京子
    • 雑誌名

      小児看護 へるす出版 26巻12号

      ページ: 1654-1658

  • [雑誌論文] 看護からみた新生児のプライマリーケア 母子関係の始まりを支えるケア2003

    • 著者名/発表者名
      横尾京子, 中込さと子, 村上真理
    • 雑誌名

      産婦人科治療(永井書店) 87巻2号

      ページ: 148-151

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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