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2005 年度 実績報告書

妊婦の生活行動とその身体活動量のセルフモニタリングの有効性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791416
研究機関首都大学東京

研究代表者

谷口 千絵  首都大学東京, 健康福祉学部, 准教授 (10349780)

キーワード妊婦 / セルフモニタリング / 生活行動 / 身体活動量
研究概要

本研究の目的は、妊娠期の生活行動を妊婦自身が見直すことで、身体活動量の増減を妊婦自らが適切に調整することができるプログラムを開発し、安全で快適な妊娠出産を支援することが目的である。妊婦自身が客観的に1日の身体活動量を把握できる手段として、ライフコーダEX(スズケン)による測定の実用性について平成16年度にプレテストを実施した。その結果、比較的時間に余裕のある初産婦の妊娠中の測定は実施可能であった。
平成17年度は、生活レベルでの運動に準ずる身体活動について検討した。調査の目的は身体活動量の客観的な測定指標として、ライフコーダEX(スズケン)による、歩数および活動量(活動による消費エネルギー)の測定および、妊婦の主観的な活動量および活動強度を同時に測定し、その差を妊婦自身が確認しながら妊娠中の自己の身体活動量を調節することの有効性について検討することである。主観的な身体活動量の指標としては、厚生労働省の「日常生活からみた生活活動強度の区分(目安)」が一般的であるが、項目が大きいため、更に生活行動レベルの活動量を測定する必要がある。
日記法を用いて、MET's換算することを試みたが、調査参加者の負担が大きいことと、個々人の生活行動の記述にばらつきがあり、結果の信頼性が保たれなかった。そこで、生活行動のリストを作成し、該当する生活行動の時間を記入する方法を検討している。対象者の生活様式が多岐にわたると、生活行動を網羅できないので、今後は、職業や育児をしているか否かなど、対象者を限定して調査する予定である。調査フィールドの候補の中から、対象者の条件に合ったフィールドへ依頼する予定である。生活活動量の調査項目について、先行研究を参考に精選し、プレテスト来年度の初めに実施する。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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