研究課題/領域番号 |
16F16081
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤光 康宏 九州大学, 工学研究院, 教授 (10264095)
|
研究分担者 |
MIA MD. BODRUDDOZA 九州大学, 工学研究院, 外国人特別研究員
|
研究期間 (年度) |
2016-10-07 – 2019-03-31
|
キーワード | リモートセンシング / 衛星画像 / 放熱量 / 地熱 / 火山 / 自然エネルギー |
研究実績の概要 |
外国人特別研究員の着任が平成28年9月、特別研究員奨励費の交付の内定が同年10月であったため、平成28年度は画像解析用コンピューターやソフトウェアを購入して衛星画像解析の環境を整備することと、文献調査及び衛星画像データの購入などのデータ収集を行い解析作業の準備を行うことが主な実施内容であった。このうち、作業を進める中で、次年度以降の解析作業においては衛星画像データだけでなく地表での実測値による検証(グラウンドトゥルース)データが必要であると判断されたことと、衛星画像解析ソフトウェアの販売価格が上昇したため解析用コンピューターと一緒の購入ができなくなったことから、特別研究員奨励費では衛星画像解析用コンピューターと赤外線放射温度計測・記録システムを購入し、解析ソフトウェアは研究室の別経費で購入した。 研究対象地域は九州内の地熱・火山地域とした。まず阿蘇火山地域については、ランドサット8号のOLIとTIRSの2種類のセンサーで得られた画像データの中から、2013年から2016年までの期間で、可能な限り条件が同じになるように毎年同時期(3月~4月)の天候などのコンディションの良いものを選択して解析作業を開始した。また、別府地域、九重火山地域、雲仙火山地域、霧島火山地域については、この中から、次年度の間にコンディションの良い衛星画像データが得られ、かつ同日にグラウンドトゥルースデータ取得のための現地観測が実施できた地域を解析対象とすることとした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画どおり、衛星画像解析の環境整備及びデータ収集が完了した。
|
今後の研究の推進方策 |
平成28年度は計画どおりに進捗したので、平成29年度は解析作業を進めると共にグラウンドトゥルースデータ取得のために現地調査も実施する。また、研究成果を平成29年10月の日本地熱学会函館大会において発表する。
|