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2017 年度 実績報告書

バングラデッシュと日本における教室での相互作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16F16313
研究機関関西大学

研究代表者

久保田 賢一  関西大学, 総合情報学部, 教授 (80268325)

研究分担者 SIDDIQUEE MUHAMMAD  関西大学, 総合情報学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2016-11-07 – 2018-03-31
キーワード教員研修 / 教室談話 / 対話的な学び / 初等教育 / バングラデシュ / 授業研究 / e-ラーニング / 問題解決能力
研究実績の概要

本研究は,日本とバングラデシュの学校教育における教師-生徒,生徒-生徒の間の相互作用について分析し,教育改善のモデルを構築することを目的とした.伝統的な教育では,教師が中心となり授業を進めるためにモノローグ的なコミュニケーションになりがちだが,生徒中心の教育では教師と生徒の,生徒同士の対話が学習効果を高める上で重要となる.問題解決能力を育てるには,対話的なコミュニケーションを増やし,自ら発信する力を伸ばすことが求められるが,コミュニケーションの仕方は社会文化的な背景が強く影響するために,文化的背景を考慮した調査が必要となる.そこで,日本とバングラデシュの教室での学習活動をビデオに収録し,教室談話を日本とバングラデシュの教師や研究者によって分析した.
平成29年6月には,日本教育工学会のシンポジウムに登壇し,日本とバングラデシュの教育分野の共同研究の可能性について発表を行った.研究論文として,“Exploring Science Teaching at Primary Schools in Bangladesh”を「情報学研究 第47号」において平成30年1月に発表した.
これらの研究成果をもとに,外国人研究員がバングラデシュに帰国後に,バングラデシュの小学校において対話による思考力育成の授業改善のための教員研修のプロジェクトを開始した.2018年1月には,バングラデシュの小学校教員を日本に招聘し授業方法の研修を行った際にも,外国人研究員に同行してもらった.研究の成果は,教員研修向けのe-ラーニング教材として現在開発中である.

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Issues on Implementing Lesson Study in Bangladesh Context2018

    • 著者名/発表者名
      Muhammad Nur-E-Alam SIDDIQUEE, Kenichi KUBOTA
    • 雑誌名

      Jounal of Informatics, Vol. 47.

      巻: 47 ページ: 43-54

    • DOI

      https://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstream/10112/13000/1/KU-1100-20180130-02.pdf

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 日本の教育力を海外に2017

    • 著者名/発表者名
      Muhammad Nur-E-Alam SIDDIQUEE
    • 学会等名
      第 33 回通常総会及びシンポジウム(日本教育工学会)
    • 招待講演

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公開日: 2018-12-17  

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