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2018 年度 実績報告書

漢字文化圏における西洋科学の受容:概念の導入から訳語の定着までの道程

研究課題

研究課題/領域番号 16F16740
研究機関関西大学

研究代表者

内田 慶市  関西大学, 外国語学部, 教授 (60115293)

研究分担者 TOLA GABRIELE  関西大学, 外国語学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2016-10-07 – 2019-03-31
キーワードフライヤー / 概念史 / 漢字文化圏 / 訳語 / 東西言語文化接触
研究実績の概要

特別研究員の研究テーマに沿って、特にTola氏の論文内容について議論し合い、その不足点等について筆者がコメントしながら共同で研究を進めていく方法を取った。特にTola氏はフライヤーの資料分析に関して、筆者は自分の専門の立場から別の観点で意見を述べ、また新しい資料の発掘を手助けすることを主な任務とした。また、国内外の研究会やシンポジウムにはできるだけ同行するように努めてきた。
「漢字文化圏における西洋科学の受容:概念の導入から訳語の定着までに道程」というテーマで研究を推し進めてきたが、ほぼ毎日、研究棟で顔を会わせて、討議を繰り返してきた。
特に、Tola氏のジョン・フライヤーに関する文献資料の発掘等については筆者もその都度アドバイスを行いその成果は大きいものがある。
筆者の専門は、近代における東西言語文化接触に関わる研究であり、Tola氏の科学技術に関する語彙交流もその守備範囲にあり、相互の交流により研究は大いに進展した。
この2年間、Tola氏には筆者のラテン語やフランス語によって書かれた中国語資料の読解に関して大きな助けをいただいた。特に昨年、氏とともにフランスのリヨン図書館を訪れて中国語に関する新しい資料を多く発見することができたが、とりわけ南京官話に関する資料はこれまで世界で誰も見たことのない資料であり、中国官話研究に極めて有益である。ただ、それはラテン語で記されておりTola氏にその解読を託すよりほかなく、彼には多くの時間を割いてその漢字同定の作業をお願いした。今後、筆者はこれについての論考をまとめる所存であるが、いずれにせよ、Tola氏の助けなくしては成すことのできないものであり、ここに感謝の意を表するものである。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ‘Shuci’ji ‘zhuci’- Shijiu shiji waiguo chuanjiaoshi he xuezhe dui hanyu liangci de lijie ‘数詞’及‘助詞’- 十九世紀外国伝教士和学者対漢語量詞的理解.”2018

    • 著者名/発表者名
      TOLA Gabriele
    • 雑誌名

      東アジア文化交渉研究

      巻: 11 ページ: 37-46

  • [図書] 『古新聖経残稿二種 北堂本與満漢合璧本』2019

    • 著者名/発表者名
      内田慶市
    • 総ページ数
      360
    • 出版者
      関西大学出版部
  • [図書] 『拝客訓示の研究』2018

    • 著者名/発表者名
      内田慶市
    • 総ページ数
      244
    • 出版者
      関西大学出版部

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公開日: 2019-12-27  

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