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2018 年度 実績報告書

中世初期にシルクロードを通じて日本とビザンツの間に展開した文化交流の考古学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16F16778
研究機関創価大学

研究代表者

林 俊雄  創価大学, 文学部, 教授 (50132759)

研究分担者 SZMONIEWSKI BARTLOMIEJ  創価大学, 文学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2016-11-07 – 2019-03-31
キーワードシルクロード / 考古学 / 中世初期 / 文化交流
研究実績の概要

林(研究代表)が主宰者の一人である「草原考古研究会」が中心となって、不定期刊行物『アジア遊学』(勉誠出版)に「素減考古学」特集号を発刊することになり、林は「草原考古学とは何か―その現状と課題―」を巻頭論文として執筆した(17255字)。その中で本科研の研究テーマである中世初期のシルクロードにも多くのページを割いた。またシモニェーフスキ(分担者)は同じ号に本科研の研究テーマに完全に合致する「ビザンツの貨幣、シルクロードを通ってさらにその先へ―四~九世紀―」を英文で提出し、林が和訳した(和文で9482字)。どちらも本科研費の成果であることを文末に書き添えている。現在初校が済んだところであり、7~8月には刊行の予定である。
2018年7月21~22日に金沢大学で開かれた「第25回ヘレニズム~イスラーム考古学研究会」において、林は「ササン朝グリフィンの地中海・ヨーロッパへの伝播」を、シモニェーフスキは「Pottery is more than just a piece of clay - the mysterious case of sphero-conical vessels (8th-13/14th c. AD)」を発表した。後者はこれまであまり注目されてこなかったパイナップル形の厚手の土器資料に焦点を当てたものである。
林は9月14~15日に韓国・慶州で開かれた「第4回国際シルクロード研究会議」において、「Eurasian Steppe Silk Road: Past and Future(ユーラシア草原シルクロード―過去と未来―)」と題する発表を行い、いわゆるシルクロードの中で草原ルートが果たし役割を評価し、また現在の政治・経済・宗教事情が将来のシルクロード研究に影響を与えそうな問題を指摘した。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ユーラシア草原文化と樹木2018

    • 著者名/発表者名
      林俊雄
    • 雑誌名

      アジア遊学

      巻: 228 ページ: 47-61

  • [雑誌論文] 『旧約聖書』のケルブ(ケルビム)はスフィンクスか、グリフィンか?2018

    • 著者名/発表者名
      林俊雄
    • 雑誌名

      オリエンテ

      巻: 56 ページ: 10-17

  • [学会発表] 中国,ロシア,韓国におけるシルクロード研究事情2018

    • 著者名/発表者名
      林俊雄
    • 学会等名
      第55回日本アルタイ学会
  • [学会発表] ササン朝グリフィンの地中海・ヨーロッパへの伝播2018

    • 著者名/発表者名
      林俊雄
    • 学会等名
      第25回ヘレニズム・イスラーム考古学研究会
  • [学会発表] Pottery is more than just a piece of clay - the mysterious case of sphero-conical vessels (8th-13/14th c. AD)2018

    • 著者名/発表者名
      Bartlomiej Szmon Szmoniewski
    • 学会等名
      第25回ヘレニズム・イスラーム考古学研究会
  • [学会発表] Eurasian Steppe Silk Road: Past and Future2018

    • 著者名/発表者名
      Hayashi Toshio
    • 学会等名
      4th International Conference of International Association for Silk Road Studies
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] ユーラシア草原の大型墳墓―ユーラシア草原の「古墳時代」―2018

    • 著者名/発表者名
      林俊雄
    • 学会等名
      歴博国際シンポジウム「日本の古墳はなぜ巨大なのか?―古代モニュメントの比較考古学―
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 日本の草原シルクロード研究の回顧――現地調査を中心に――2018

    • 著者名/発表者名
      林俊雄
    • 学会等名
      Trends and Prospects of the Silk Road Studies in East Asia
    • 招待講演
  • [図書] 馬が語る古代東アジア世界史2018

    • 著者名/発表者名
      鶴間和幸、村松弘一、林俊雄ほか
    • 総ページ数
      418
    • 出版者
      汲古書院
    • ISBN
      476296607X

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公開日: 2019-12-27  

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