映像プロジェクタをベースに,ビット情報を画素の高速点滅による不可視情報として投影する「情報投影技術」の確立のため,以下の3つに取り組んだ。(1)インタラクティビティの向上:プロトコルを精査し,FPGAによる高速処理を実現した。(2) 情報通信の効率化と情報投影の高画質化:高効率符号化手法をソフトウェアで実現した。LEDバックライトの制御で全画面同期の画質劣化を抑えた。赤外光源による画質劣化抑制手法の可能性を明らかにした。(3) 情報投影基盤技術の確立:FPGAとLED光源制御を統合したシステムを構築した。また,一般のLCDに色変調をかけることで,情報投影技術の思想を汎用性の高い機器に拡張した。
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