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2020 年度 研究成果報告書

磁気共鳴法による免疫ダイナミズムの非侵襲的可視化法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H01849
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関大阪大学

研究代表者

吉岡 芳親  大阪大学, 生命機能研究科, 特任教授(常勤) (00174897)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワードバイオイメージング / 超高磁場MRI / 磁気共鳴スペクトロスコピー / タイムラプスMRI / 磁性粒子 / 免疫反応イメージング / 免疫ダイナミズム / 免疫細胞トラッキング
研究成果の概要

各種モデル実験動物を対象とした超高磁場MRIを用いて、炎症や薬物によるダイナミックな組織の変化を詳細に可視化し、また、1細胞レベルでの免疫細胞のダイナミックな追跡を実現した。今までは関与が明確に示されていなかった、痛みへの免疫系の関与や免疫細胞動態への影響も可視化した。磁気共鳴法では、単純な構造画像のみでなく、病態生理学的情報、代謝情報など、多様な情報を得ることが可能であり、多面的・統合的な解析を行えるようにした。将来的なヒトへの応用を視野に入れ、健常ボランティアを対象とした、7Tのヒト用超高磁場MRIを用いた検討も行った。

自由記述の分野

生物物理

研究成果の学術的意義や社会的意義

磁気共鳴法により、いくつかのモデル実験動物を対象として、1細胞レベルでのダイナミックな免疫現象を捉えることに成功した。対象にできる免疫現象はまだ限られるが、我々の手法により、生体内で起こっている真の免疫現象を1細胞レベルで可視化できるようになったと考えられる。ダイナミックな免疫現象の追跡は、現在深刻な状況にある新型コロナウイルスのような免疫系が重要な役割を果たす疾患の対処や克服のための評価技術にもなるものである。磁気共鳴法は、既に臨床診断でも不可欠な手法であり、磁気共鳴法による免疫現象イメージングはヒトへの応用が容易と考えられ、本研究成果は、学術的にも社会的に大きな意義がある。

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公開日: 2022-01-27  

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