REBCO/MgB2超伝導バルクマグネットによるコンパクトNMR/MRIの開発

2020 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 16H01860
• 研究機関: 公益財団法人鉄道総合技術研究所
• 研究代表者: 富田 優 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 研究開発推進部, 担当部長 (40462915)
• 研究分担者: 大崎 博之 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (10203754) ; 関野 正樹 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20401036) ; 村垣 善浩 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70210028) ; 福本 祐介 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 材料技術研究部, 主任研究員 (30426093) ; 石原 篤 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 材料技術研究部, 副主任研究員 (00568347) ; 赤坂 友幸 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 材料技術研究部, 副主任研究員 (30621700)
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2021-03-31
• キーワード: 超伝導材料・素子 / 材料加工・処理 / 結晶成長 / セラミックス / システム工学

研究実績の概要

コンパクト・高分解能のＮＭＲ／ＭＲＩに対する需要が昨今高まってきている。本研究は、これらの社会的背景のもとで、超伝導バルクを用いた、ポータブルＮＭＲ／ＭＲＩシステムの構築を目指し、研究を進めている。当該年度では以下の2点を主に研究を進めた。
１．磁気光学センサーを用いた超伝導バルク磁石の磁場分布のリアルタイム可視的装置を開発し、作製した超伝導バルク磁石が長時間に渡り、同心円状に均一磁場を設計通り発生していることを確認した。さらに着磁手法を工夫することにより減衰率を緩和できることを明らかにした。
２．作製した超伝導バルク磁石とシムコイル、ならびにポータブル小型冷凍機を用いて、可搬可能な小型超伝導マグネットを構築した。含浸により放熱特性を改善したバルクにより、振動などの外乱の影響にも強く、高い磁場安定性が見込まれる。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

研究成果

• [学会発表] MgB2超電導バルク体の磁化特性評価（３） (2021)
  • 著者名/発表者名: 石原篤、赤坂友幸、恩地太紀、富田優、岸尾光二、紀井俊輝
  • 学会等名: 2021年第68回応用物理学会春季学術講演会
• [学会発表] MgB2超電導バルク体の磁化特性評価（２） (2021)
  • 著者名/発表者名: 石原篤、赤坂友幸、恩地太紀、紀井俊輝、関野正樹、大崎博之、岸尾光二、富田優
  • 学会等名: 2021年第68回応用物理学会春季学術講演会
• [学会発表] リング状超電導バルク磁石の高特性化 (2021)
  • 著者名/発表者名: 石原篤、赤坂友幸、恩地太紀、関野正樹、大崎博之、岸尾光二、富田優
  • 学会等名: 2021年第68回応用物理学会春季学術講演会