研究課題/領域番号 |
16H01866
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
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研究分担者 |
竹内 成生 上武大学, ビジネス情報学部, 准教授 (10329162)
関口 浩文 上武大学, ビジネス情報学部, 教授 (20392201)
門田 宏 高知工科大学, 情報学群, 准教授 (00415366)
山田 祐樹 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (60637700)
中澤 公孝 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90360677)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 / 脳 |
研究成果の概要 |
我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理物理学的現象を発見した.先行プロジェクトから引き継ぐ,知覚-運動系のベイズ推定や身体知覚の時空間的適応性に関わる研究成果も得て,変動ある環境を克服する脳の仕組みを解明していくための多角的な知見を得た.
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自由記述の分野 |
身体教育学,認知神経科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中枢神経系における変動(不確定性)の問題に関する研究は,近年,ベイズ推定モデルに基づく心理学的,神経科学的研究により大きな進展を遂げてきた.本研究は,独自の心理物理学的発見に基づき,既存の研究では手薄であった感覚情報における変動性に着目し,これに関わる神経基盤の一つを特定し,また,多様な心理物理学的成果も得た.さらに,本研究課題に関連し,派生した研究から,自閉症スペクトラム症者の身体知覚特性,二輪車搭乗中の多感覚統合特性が明らかになるなど,医学・産業応用への貢献が期待される成果も得られた.
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