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2020 年度 研究成果報告書

「ユダヤ文献」の構成の領域横断的研究――伝統文献概念の批判的再構築に向けて

研究課題

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研究課題/領域番号 16H01923
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 文学一般
研究機関京都大学

研究代表者

勝又 直也  京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (10378820)

研究分担者 市川 裕  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20223084)
赤尾 光春  大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90411694)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードユダヤ学 / ユダヤ文学 / ユダヤ教
研究成果の概要

本研究は、様々なユダヤ文化を緊密に結びつける「ユダヤ文献」(聖書、ミシュナ、タルムード、ミドラシュ、ピユートなど)を批判的に再構築することによって、ユダヤ文化の一体性、ユダヤ史の連続性、ユダヤ人の同一性の基盤を再考することを目指した。
具体的には、一定の時代区分と、その時代に参照される「ユダヤ文献」を支える技術的要件によって、4つの研究班(古代-口承メディア班、中世-写本メディア班、近世-印刷メディア班、近代―マスメディア班)を組織し、局限されたコンテクストにおける「ユダヤ文献」の構成様式について分析し、「ユダヤ文献」の参照が文化史的な布置において果しえた役割を明らかにした。

自由記述の分野

ユダヤ学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義:「ユダヤ文献」に関する最先端の国際的共同研究と密接にからめる形での推進。イブン・アビトゥールという典礼詩人の学術校訂版を作るうえで、本研究の成果に基づき、彼の作品を保存している二つの「原典」であるゲニザ文書(エジプト)とマハゾール(ヨーロッパ、北アフリカ)との間の差異や矛盾の問題を解決した。
社会的意義:公開シンポジウムの開催。ユダヤ教の中でも周辺的な「ユダヤ文献」(ユダヤ版「イエス伝」と言える『トルドット・イェシュ』や、ユダヤ教への改宗で知られるハザール王国に関するイェフダ・ハレヴィの『クザリの書』など)について、最新の研究紹介とその重要性について、広く一般社会に向けて発信した。

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公開日: 2022-01-27  

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