研究課題
本研究の目標は、地理空間情報が集積する歴史都市京都を中心に歴史GISデータベースを構築し、公開するとともに、近年、展開するデジタル・ヒューマニティーズに着目しながら、人文地理学、日本史、日本文学、芸能史、美術史、都市計画史などの研究者間での協働による学際的な「空間的人文学」を展開し、歴史GISによる新たな知の創造を実践することである。最終年度では、これまでの研究成果を以下のように公開した。１）ICC2019 Tokyo (The 29th International Cartographic Conference)において、“Digital Humanities and GIS”のセッションを開催、２）ICOM Kyoto 2019 (The 25th ICOM General Conference)において、洛中洛外図屏風の解説システムの発表を行った。３）International Journal of Geo-InformationのSpecial Issue “Historical GIS and Digital Humanities”を出版した。また、日本の古地図のポータルサイトに関しては、以下の４つのWebサイトを構築した。１）日本の古地図のポータルサイト（β版）、２）日本版Map Warper、３）日本版World Map（β版）、４）大英図書館所蔵のケンペルのオリジナル手記（非公開）。デジタル・ヒューマニティーズに関連しての研究成果としては、人文地理学とデジタル・ヒューマニティーズ、そして空間人文学的な視点から、古地図、古写真などにもとづく景観復原、昭和初期の祇園町、近代京都における市街地拡大、京都、大阪、東京における戦前期のホワイトカラーの居住地分布、近代以降の大阪の都市の空間編成、Twitterによる空間分析、日本の方言に関する研究、などを行った。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (22件) (うち国際学会 14件、 招待講演 5件) 図書 (4件) 備考 (4件)
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