研究課題
■総合:本プロジェクトの成果の一部を英文書籍にまとめて出版した。■グループA:○中間財貿易とR&Dオフショアリングを考慮した三国モデルにおける二か国間の貿易摩擦の激化が両国の熟練賃金率の低下のみならず第三国および世界全体のGDP成長率を低下させる可能性を示した。■グループB:○内生的時間選好率と経済発展における不平等との相互作用を分析した。○時間選好率が消費の外部性に依存するときの自由貿易定常均衡の存在と鞍点安定性を証明した。○輸出能力制約が企業の海外進出モードに影響して,集計的な生産性と資源配分に歪みをもたらすことを実証的に示した。■グループC:○異なる所得課税方式の下での小国開放経済の安定性について検討した。○複数国が存在する国際経済の枠組みにおいて,R&Dに従事する国とR&Dを行わない国が内生的に発生するメカニズムを解明した。○労働市場と金融市場の両方に不完全性を導入し,バブル発生・崩壊の動学的経路の分析を行った。○貨幣的不況モデルを用いて,需要不足が存在する小国開放経済における失業とGDPの関係を明らかにした。○関税による貿易障壁や知識伝搬の不完全性をもとに国際間の生産拠点やR&D拠点が決定される2国・成長モデルを構築した。○輸入競争が産業立地の集積にどのような影響を及ぼすのかについて分析した。○生産性成長が各企業のR&Dで内生的に決定される小国開放経済モデルを構築した。○二国間で少子高齢化の程度が異なる国際経済におけるマクロ動学モデルを構築した。○国内労働市場に摩擦がある二国におけるR&Dによる経済成長モデルを構築した。○金融市場の不完全性がある経済において景気循環が内生的に発生するモデルを構築した。■国内外の研究ネットワークの構築:当初予定していた総括のための大規模な国際カンファレンスはコロナ禍の影響で結局開催できなかったが小規模の研究集会を多数実施して補った。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 6件、 査読あり 15件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 学会・シンポジウム開催 (19件)
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