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2019 年度 研究成果報告書

低消費電力・機能性デバイスに向けた強磁性/半導体融合系の創出とそのスピン物性

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02095
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用物性
研究機関東京大学

研究代表者

田中 雅明  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30192636)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードスピン / 強磁性半導体 / ヘテロ構造 / スピン依存伝導 / 強磁性転移温度 / スピントロニクス / 磁気抵抗 / スピントランジスタ
研究成果の概要

低消費電力・機能性デバイスに向けた強磁性/半導体融合系の創出とそのスピン物性の研究を行い、材料物性、機能実現、デバイスの各領域で大きな成果を得た。室温以上の高い強磁性転移温度をもつp型およびn型強磁性半導体(GaFeSb, InFeSb)の作製に成功した。非磁性半導体/強磁性半導体からなる二層ヘテロ構想を作製し、新しい電子伝導現象(大きな磁気抵抗効果)を発見、この構造をトランジスタに加工しゲート電圧によってInAs薄膜中の波動関数を変化させ、近接効果による磁気抵抗を大きく変調することにも成功するなど多くの新しい物性機能を明らかにすると共に、縦型および横型スピントランジスタを作製、動作実証した。

自由記述の分野

スピントロニクス、強磁性半導体、電子材料、デバイス

研究成果の学術的意義や社会的意義

半導体材料あるいはデバイス構造中に磁性元素や強磁性材料を構成要素として取り込み、キャリアの電荷輸送に加えて「スピン自由度」をも活用する新しい機能材料やデバイスをつくることに成功した。バンドエンジニアリングとスピン自由度を有する新しいデバイス構造:スピントランジスタを提案・解析・作製、その動作を実証した。これにより、スピントロニクスという新しい学術分野の研究をリードするとともに、従来の半導体デバイスや集積回路では持ち得なかった「不揮発性」低消費電力」「再構成可能性」「情報処理の柔軟性」の機能をもつ材料とデバイスを創製し、ポストスケーリング時代の新技術を創成する道を開いた。

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公開日: 2021-02-19  

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