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2019 年度 研究成果報告書

QED効果観測によるマグネターの強磁場中性子星仮説の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02198
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

玉川 徹  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (20333312)

研究分担者 水野 恒史  広島大学, 宇宙科学センター, 准教授 (20403579)
榎戸 輝揚  京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (20748123)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード宇宙物理 (実験) / マグネター / 中性子星 / X線観測
研究成果の概要

マグネター (磁石星) と呼ばれる天体が、本当に地球磁場の100兆倍も強い10の11乗テスラを超える超強磁場を持つ中性子星であるのかを、観測から検証することを目指した。超強磁場を直接検証できるX線偏光観測衛星IXPEに国際共同研究として参加し、X線偏光計の製作を完了させ、マグネター観測に向けた準備に貢献した。「ひとみ」衛星を用いたカニ星雲の軟ガンマ線偏光観測に成功し、国際宇宙ステーション搭載NICERを用いたマグネター観測を実施した。

自由記述の分野

宇宙物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

天体を観測する手段のうち、X線偏光観測はいまだ黎明期であり、ここ10年ほどで急速に伸びてきた分野である。本研究により開発したガス電子増幅フォイルは、世界初の高感度X線偏光観測衛星IXPEの心臓部となる装置である。この成果により2021年の衛星打ち上げが確実なものとなり、IXPE衛星によるマグネター偏光観測を実現する礎となった。また、X線偏光観測分野を開拓することで、新しい宇宙の姿をとらえることが期待できる。

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公開日: 2021-02-19  

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