研究成果の学術的意義や社会的意義 |
反応に関して、タンパク質の折れ畳みを例に構造変化の時間分布が従来の一次元理論では記述できないこと、異性化反応を例に反応前に構造変化に重要な構造励起状態の存在等を明らかにした。生体機能に関しては、光合成細菌における効率的励起エネルギー移動の分子機構を解明した。さらに、水に関する研究において、これまで見出されていなかった状態変化や低いガラス転移温度の起源等を解明した。これらの成果として、2018, 2019年におけるJ. Chem. Phys.のLiquids, Glasses, and Crystals分野のベスト論文に2報の論文が選ばれる等、国際的にも本研究課題の学術的意義が認知されている。
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