研究課題
本研究事業はH28年度4月より同5月まで、正味2ヶ月の研究期間で実施されたものである。まず、特異な環構造を有する天然有機化合物の合成に関し、ポリケチド由来の多環芳香族骨格の構築法の開発を目的として、検討を進めた。その結果、アレニルカルボン酸やマロン酸誘導体を基本単位とした環形成反応に関し幾つかの有用な知見を得ることができた。さらに、ニトリルオキシドとキノイド系化合物の反応においては、複雑な酸化様式を有する脱芳香型多環ポリケチド系化合物の合成に繋がりうる初期的知見を得た。
28年度が最終年度であるため、記入しない。