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2018 年度 研究成果報告書

膜融合と切断によりモルフォロジーを変化させるペプチド分子集合体の構築と機能化

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02279
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 高分子化学
研究機関京都大学

研究代表者

木村 俊作  京都大学, 工学研究科, 教授 (80150324)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードMolecular Assembly / Nano Materials / Polypeptide / Self-Organization / Cyclic Peptide / Hierarchical Structure
研究成果の概要

両親媒性ポリペプチドおよび環状ペプチドの自己組織化により、一次構造から四次構造までに分類できる分子集合体の調製および物性の解析を示すことができた。分子集合体の一次構造とは、シート、チューブ、ベシクルなどの単一モルフォロジーを示す分子集合体。二次構造とは、複数の一次構造を組み合わせたキメラモルフォロジーを示す分子集合体:三次構造とは、単一モルフォロジーでありながら、膜の表裏を識別できたり、膜の相分離を伴う分子集合体。四次構造とは、分子集合体がさらに組織化された分子集合体。分子の一次構造を設計することで、これらの階層構造を調製できる分子システムを提示した。

自由記述の分野

高分子化学、高分子・機能材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

合成分子を用いた分子集合体の調製については、非常に多くの報告がある。例えば、チューブモルフォロジーの報告は多々あるが、本研究での進歩は、重量平均長さと数平均長さの比が1.1に満たない、ディメンジョンの分散が極めて狭い分子集合体を調製できる点にある。さらに、これまでに調製されたことのないキメラモルフォロジーの分子集合体や、相分離チューブ、チューブが規則的に集合化したバンドルなどの調製にも成功している。これまでになかった階層構造を有する分子集合体の調製により、その学術基盤を大きく広めると共に、それらの応用についても期待が大きく、社会的意義があると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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