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2020 年度 研究成果報告書

自己組織化ナノポーラス金属による革新的C1化学触媒の創出

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02293
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 無機工業材料
研究機関高知工科大学 (2018-2020)
東北大学 (2016-2017)

研究代表者

藤田 武志  高知工科大学, 環境理工学群, 教授 (90363382)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードナノポーラス金属 / 触媒 / メタン
研究成果の概要

本研究の目的は、研究代表者が進めてきたナノポーラス金属を、メタン(C1:炭素数が1の化合物)から化成品原料や有用な炭素資源へ変換するための革新的触媒へと発展させることである。特に、温暖化ガスの大半を占めるメタンのドライフォーミング反応(CH4+CO2)に注目した。その結果、合成ガス(H2+CO)生成用触媒として耐熱性・耐コーキング性ナノポーラスNi/Y2O3、C2(エチレンなど)生成用触媒としてCaO/Na2CO3複合触媒を見いだすことに成功した。

自由記述の分野

材料科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)とメタン(CH4)を減らす上で、メタンドライフォーミング反応は重要である。通常は高温度(>800度)で行なわれる反応であり、炭素による被毒作用による劣化もあり、高い耐久性が求められていた。研究代表者は、従来の担持触媒ではなく、スポンジ構造をもったナノポーラス金属触媒によってこの問題の解決に取り組んだ。その結果、550°C 360 時間の反応耐性を持ったナノポーラスニッケル・イットリウム酸化物複合触媒を開発した。また、二酸化炭素を用いたメタンカップリング反応として、地球上のありふれた元素のみで構成されたカルシウム・炭酸ナトリウム複合触媒を開発した。

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公開日: 2022-01-27  

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