• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

群知能シリコンの創出とIoTセンサネットワークへの展開

研究課題

研究課題/領域番号 16H02337
研究機関東京工業大学

研究代表者

益 一哉  東京工業大学, その他, 学長 (20157192)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード電子デバイス・機器
研究実績の概要

(1)スウォームの創出:昨年度開発したバッテリーレスセンサモジュールに関して,温度だけではなくpHといった他の環境情報をセンシングできるようにし,さらに通信距離や電力効率・SNRが向上するように改良を進めた.エネルギーハーベスティング回路(無線給電回路)については,その性能に特に影響を及ぼす結合コイル部に関して,ある設計制約下において電力効率を最良にするための設計フロートとモデル式を確立した.コイルの線幅,配線間距離,巻き数をパラメータとしてモデル式による解析結果と実測を比較し,モデル式の妥当性を確認した.センサ回路部と無線通信部に関しては,実測により,1Vの電源電圧で24.5μWという非常に低い消費電力で動作することを確認し,バックスキャッタした信号の変調周波数からpHを読み取ることができた.したがって,群知能シリコンモジュールの要素である,無線通信回路技術,センサ回路技術,エネルギーハーベスティング回路技術を開発し,超小型自律分散電子機器の基本的なファンクションを実証できた.
(2)システムとの接点の構築:磁界結合型のバッテリーレス結合発振器において群知能的な振る舞いをすることを実測において確認した.さらに,これらの同期状態を外部信号によって制御できたことから,センサ値などの何らかの事象で制御可能な外部信号により同期状態に影響を及ぼすことでネットワーク全体が機能するという本研究の目的とする仕組みの基礎を一部構築できた.

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] University of Trento/University of Catania/Fondazione Bruno Kessler(イタリア)

    • 国名
      イタリア
    • 外国機関名
      University of Trento/University of Catania/Fondazione Bruno Kessler
  • [雑誌論文] Distributed Sensing Via Inductively Coupled Single-Transistor Chaotic Oscillators: A New Approach and Its Experimental Proof-of-Concept2020

    • 著者名/発表者名
      LUDOVICO MINATI, KORKUT KAAN TOKGOZ, MATTIA FRASCA, YASUHARU KOIKE, JACOPO IANNACCI, NATSUE YOSHIMURA, KAZUYA MASU, AND HIROYUKI ITO
    • 雑誌名

      IEEE Access

      巻: 8 ページ: 36536~36555

    • DOI

      10.1109/ACCESS.2020.297613

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 微弱筋音計測に向けた高分解能 MEMS 慣性センサモジュールの検討2019

    • 著者名/発表者名
      古賀 達也,市川 崇志,田中 直登,緒方 大樹,大良 宏樹,山根 大輔,石原 昇, 伊藤 浩之,曽根 正人,町田 克之,三宅 美博,益 一哉
    • 学会等名
      第11回集積化MEMSシンポジウム
  • [学会発表] High-Sensitivity Inertial Sensor Module to Measure Hidden Micro Muscular Sounds2019

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya Koga, Takashi Ichikawa, Naoto Tanaka, Taiki Ogata, Hiroki Ora, Daisuke Yamane, Noboru Ishihara, Hiroyuki Ito, Masato Sone, Katsuyuki Machida, Yoshihiro Miyake, Kazuya Masu
    • 学会等名
      IEEE Biomedical Circuits and Systems Conference 2019
    • 国際学会
  • [備考] Many Buds to a Blossom

    • URL

      https://www.titech.ac.jp/english/news/2020/046529.html

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi