研究課題/領域番号 |
16H02417
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 信州大学 (2018) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
堂免 一成 信州大学, 先鋭領域融合研究群環境・エネルギー材料科学研究所, 特別特任教授 (10155624)
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研究協力者 |
久富 隆史
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | エネルギー変換プロセス / 光触媒 / 水分解 / 人工光合成 / 大面積 / パネル / エネルギー障壁 |
研究成果の概要 |
光触媒微粒子を平面上に固定化した水分解用光触媒シートの作動原理と大規模・低コストに展開できるパネル反応器の研究に取り組んだ.逆反応に対する活性が低く,光触媒と導電材の界面のエネルギー障壁が低くなるような導電材の選択が水分解活性を向上させるうえで特に重要であった.また,光触媒による太陽光の吸収を妨害しない導電材の使用が好ましかった.さらに,1 m2のパネル反応器を試作し,大面積展開に適していることを実験的に示した.
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自由記述の分野 |
触媒化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題を通じて高効率に水を水素と酸素に分解する光触媒シートの作動原理を明らかにし,人工光合成型プロセスの開発に重要な学術的指針を確立することができた.光触媒材料の合成法の改良,各光触媒材料と導電材の間に理想的な接合を形成させるプロセスの確立,逆反応の抑制に効果的な表面修飾法の開発を継続して検討することで,大規模な高効率太陽光水分解反応の実現に向けて前進できると期待される.
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