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2020 年度 研究成果報告書

肺腺癌のリネジ特異的生存シグナルの“ウェット”と“ドライ”の統合による全貌解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02468
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腫瘍生物学
研究機関愛知県がんセンター(研究所) (2018-2020)
名古屋大学 (2016-2017)

研究代表者

高橋 隆  愛知県がんセンター(研究所), 総長, 総長 (50231395)

研究分担者 宮野 悟  東京大学, 医科学研究所, 教授 (50128104)
山口 知也  熊本大学, 大学院先導機構, 准教授 (70452191)
松下 博和  愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 分野長 (80597782)
梶野 泰祐  愛知県がんセンター(研究所), 分子診断TR分野, 主任研究員 (50723673)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードがん / がん遺伝子 / ノックアウトマウス / シグナル伝達 / ROR1 / TTF-1/NKX2-1
研究成果の概要

TTF-1に転写活性化されるROR1が、CAVIN3と結合してカベオラ依存的なエンドサイト―シスを制御することを見出した。両者の結合は、カベオラ形成やクラスリン依存的なエンドサイトーシスには関与しなかった。Ror1コンディショナルノックアウトマウスの樹立と変異型EGFRによる肺腺がんマウスモデルとの交配を通じ、初めて個体レベルでRor1のがんにおける重要性を明らかにした。さらに、ROR1がHIF-1α遺伝子の発現維持に重要なことを見出した。TTF-1については、miR-532の転写活性化や、DDB1との結合を介したCHK1の安定化とDNA複製ストレス耐性の付与を見出した。

自由記述の分野

分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺腺がんのリネジ生存がん遺伝子として同定したTTF-1/NKX-2-1が、生存シグナルを担う分子メカニズムについて多角的な情報を得ることができた。本研究課題の遂行は、受容体型チロシンキナーゼの中で分子機能に関する知見の集積が大きく遅れていたROR1に関する多くの新知見の獲得につながり、未だ難治がんの代表例の一つの肺腺がんの革新的な分子標的薬の開発の基盤となる情報が得られた。

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公開日: 2022-01-27  

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