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2019 年度 研究成果報告書

マクロ・ミクロ統合解析による寒冷血管拡張反応の生理的多型性出現メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02529
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用人類学
研究機関九州大学

研究代表者

工藤 奨  九州大学, 工学研究院, 教授 (70306926)

研究分担者 世良 俊博  九州大学, 工学研究院, 准教授 (40373526)
佐々木 沙織  九州大学, 工学研究院, 助教 (20772320)
中嶋 和弘  九州大学, 工学研究院, 助教 (70315109)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード寒冷血管拡張反応 / ウェーブレット変換 / DNA多型 / 血管内皮細胞
研究成果の概要

寒冷血管拡張反応は,古くから知られていたにもかかわらず,依然としてその発生メカニズムは不明な点が多い.本研究は上記メカニズム解明のため,マクロ・ミクロの両側面から研究をおこなった.ヒト個体の血流信号解析から,神経,および血管内皮細胞の一酸化窒素以外の要因が寒冷血管拡張の主要因であることを新たな知見として得ることができた.さらに,細胞実験から,一酸化窒素以外の血管拡張因子である過酸化水素が低温下で上昇することを新たな知見として得ることができた.また,被検者から採取した遺伝子情報から血管収縮機能に関係することで知られるROCK2遺伝子などが寒冷血管拡張反応に寄与する候補にあがった.

自由記述の分野

微小循環,細胞工学,温熱

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,95名の大規模計測をおこなったことで,寒冷血管拡張反応を示す被検者と示さない被検者を捉えることが可能となった.さらに遺伝子解析によりその発生要因を推察することに初めて成功した.また,従来までは血流および皮膚温計測のみが行われていたが,培養細胞を使用することで,より詳細なメカニズムに初めて言及することが可能となった.いずれの成果も本研究により初めて明らかにした知見であり,その学術的意義は非常に大きいものとなった.

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公開日: 2021-02-19  

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