研究課題
基盤研究(A)
本研究では、研究代表者が有する生体イメージング技術を駆使して、近年開発の目覚ましい様々な免疫疾患治療薬をin vivoでの薬理作用を検証するシステムを確立することに成功した。これを用いることにより、関節炎での骨破壊、炎症時に血管内白血球遊走・接着、肺線維症、非アルコール性肝障害などに対する薬効を、実際の生きた組織内で解析することができ、新たな方向性の創薬研究につながった。
免疫学,薬理学
元来、本邦で強みのある薬理学・免疫学分野の基礎研究に加え、やはり強みのある光学イメージング技術開発を学際的に融合させることで、実際に薬効を目で見るという、in vivoイメージング免疫薬理学を構築できたことは、国際的にも独自性が高く、学術的に大きな意義がある。現在、本評価系を用いた薬効評価・創薬研究に関する共同研究の依頼が国内外から殺到しており、その社会的意義も極めて大きい。