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2022 年度 研究成果報告書

モンゴル仏教のグローカル実践に関する学際・国際的地域研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02719
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 地域研究
研究機関国立民族学博物館 (2019-2020, 2022)
滋賀県立大学 (2016-2018)

研究代表者

島村 一平  国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (20390718)

研究分担者 別所 裕介  駒澤大学, 総合教育研究部, 准教授 (40585650)
趙 芙蓉  国立民族学博物館, 人類文明誌研究部, 外来研究員 (40761242)
松川 節  大谷大学, 社会学部, 教授 (60321064)
滝澤 克彦  長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (80516691)
小長谷 有紀  国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 教授 (30188750)
棚瀬 慈郎  滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (10222118)
堀田 あゆみ  国立民族学博物館, 研究戦略センター, 外来研究員 (10725170)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワードモンゴル仏教 / 化身ラマ / 転生活仏 / ポリティクス / グローカル実践
研究成果の概要

本研究はモンゴルのみならずインド、中国、欧米などを舞台にグローカルに展開されているモンゴル仏教の実践を明らかにすることを目的としていた。調査を通じて、社会主義期による「モンゴル仏教」の形成過程や、現在における化身ラマ(転生活仏)を結節点としたモンゴル仏教のグローカルな実践の実態が明らかにできた。その成果は、季刊民族学の特集号や多くの著書・論文・学会発表なので発表できた。また総まとめとして、2022年12月17日~18日に国際シンポジウム「現代モンゴルにおける仏教実践と化身ラマ」を国立民族学博物館にて開催した。この成果は、国立民族学博物館研究報告の特集号としてまとめる予定である。

自由記述の分野

文化人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、チベット・モンゴル仏教をモンゴル人の実践に焦点を当てることで、「モンゴル仏教」が教団や制度として成立している点や、グローカルな実態を明らかにしたという点において学術的意義は高い。またダライ・ラマを中心としたチベット仏教ゲルく派は、欧米諸国と深いつながりを有する一方で中国政府とは対立関係にある。本研究が明らかにしてきたとおり、モンゴル人の仏教実践は、この国家間のパワーポリティクスとは無関係でありえず、こうした状況の実態を調査することは、学術的に重要であるだけでなく、国際情勢を把握する上でも重要であるといえる。その点において社会的意義は非常に高いといえよう。

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公開日: 2024-01-30  

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