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2022 年度 研究成果報告書

アフリカ狩猟採集民・農牧民のコンタクトゾーンにおける景観形成の自然誌

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02726
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関京都大学

研究代表者

高田 明  京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (70378826)

研究分担者 山内 太郎  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (70345049)
木村 大治  京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 教授 (40242573)
中川 裕  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70227750)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード子ども / 相互行為 / 承認 / 責任 / 間主観性
研究成果の概要

本研究の目的は,アフリカの代表的な狩猟採集民であるサンやピグミーが,近隣の農牧民とのコンタクトゾーンにおいて,その自然・社会環境とどのように関わってきたのかという問いと,その集合的アイデンティティをどのように構築してきたのかという問いを関連づけながら探究すること,すなわちその景観形成の自然誌を描くことである.そのために,ボツワナ中央部,ナミビア北中部,カメルーン南東部という3つの地域において,見ること,歩くこと,語ることという3つのローカルな活動に関する資料を収集・分析した.さらに,これらを比較考量し,アフリカの狩猟採集民と農牧民との関わりを特徴付けている文化的構造を明らかにした.

自由記述の分野

人類学,アフリカ地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

1.本研究は日本の研究者が卓越した成果を上げてきた3調査地域の成果に立脚しており,他に例を見ない地域間の多面的比較を行うことができた.
2.本研究は狩猟採集民と農牧民の相互交渉を主題とし,他者の眼差しを通して自分たちを認識する関係を論じた.これは近年人文社会科学で隆盛する承認論の文脈に狩猟採集社会研究を位置づけ,社会的な関係の中で狩猟採集民の主体性を捉えることを可能にした.
3.本研究はローカルな活動に注目することで,言語,社会組織,文化を統合的な視点から論じた.さらに見ること,歩くこと,語ることに関する意味論的,人類生態学的,アフリカ史学的な分析を取り入れ,マクロな社会,生態,歴史論を展開した.

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公開日: 2024-01-30  

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