研究課題/領域番号 |
16H02737
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
石井 香世子 立教大学, 社会学部, 教授 (50367679)
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研究分担者 |
荻巣 崇世 名古屋大学, 国際開発研究科, 学術研究員 (00743775)
酒井 千絵 関西大学, 社会学部, 准教授 (30510680)
陳 天璽 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (40370142)
岩井 美佐紀 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (80316819)
工藤 正子 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (80447458)
横田 祥子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教 (80709535)
床呂 郁哉 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90272476)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 移民 / 子ども / 市民権 / 境界 / トランスナショナル階層 / アジア |
研究実績の概要 |
2018年度は、前年度に開催した国際会議の発表原稿のうち一部をもとに、成果を英語出版物として取りまとめるための推敲・編集・査読・修正を進める期間であった。これに鑑み、2018年度は、2つの研究会等を実施した。まず第6回研究会として、2018年6月23日(土)に東京外国語大学において、研究会研究成果の取り纏め進捗状況に関する報告と相談を主目的とした研究会を実施した。また次に、2018年11月30日(金)に立教大学において、台湾の国立成功大学ジェンダー・女性研究所の所長以下メンバー4名と研究交流懇談会を持った。 また、共同研究プロジェクト全体としての最終成果物については、2018年度、2つの形で取り纏め作業を進めた。まず英語による雑誌特集号の出版へ向けた編集と査読への対応を行った。本雑誌特集号については、現在、2回目の査読結果を待っている途中である。これは、2017年度12月に実施した国際会議の際に提出・発表されたフルペーパーの中から、とくに質の高いペーパーを選び、プロジェクト成果の英語出版を目指すものである。上述国際会議の場で、基調講演者をお願いした2人の外国人研究者に、研究代表者とともに、特集号の編者となることが決まった。そして2人の協力を得て、特集号へ向けたペーパーの選別、修正指示、編集を行った。この外部査読と修正、再査読をするうちに2018年度が終わり、外部査読に提出して結果を待っているところである。会議から出版まで長い時間を要しているが、必ずや共同研究プロジェクトの成果が、英語で、2019年度中に顕在性の高い形で世に送り出すことができるよう、鋭意出版準備中である。また、上記英語版特集号の選に漏れてしまった共同研究メンバーについては、本研究プロジェクトの間に行った研究成果を持ち寄り、報告書を2019年度中に出版予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初予定していた通りに、2018年度末までに3回の国際ワークショップと1回の最終成果発表の場としての国際会議1回を含む6回の集まりを実施できた。さらに当科研費共同研究の実施期間中に、上述のワークショップや会議を通じて関わったアジア諸国の研究グループから共同研究の打診を受け、そうした研究機関の所長による講演会や、研究機関と合同の国際ワークショップを実施することができたのは、当初の計画以上の進展を見たと言えるだろう。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度中に、共同研究メンバーによる共同研究の成果報告書を出版する予定である(2018/3/31締切りで全ての原稿が集まったところであり、6月末までに編集作業を終え、9月末までに原稿の確認を共同研究メンバーにお願いし、12月末までに出版する予定である)。 また、2020年度中に、共同研究メンバーのうち選ばれた一部を含む、本共同研究プロジェクトの最終国際会議の発表ペーパーの中から優秀なものを選抜し、雑誌特集号として出版することを目指している。このため目下、修正・査読・修正・編集の過程を何度か経ながら、鋭意準備中である。現在、外部査読の結果を待っているところである。
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