研究課題
(1)馬ピロプラズマ病ELISA安定性試験 :1)Babesia caballiのBC48抗原を用いてELISAを作製し、保管温度および期間について検討を行った。その結果、4℃で40日間に渡り陰性および陽性血清に対して安定した結果が得られた。2)Theileria equiのEMA2抗原を用いてELISAを作製し、保管温度および期間について検討を行った。その結果、4℃で40日間に渡り陰性および陽性血清に対して安定した結果が得られた。(2)馬ピロプラズマ病イムノクロマト法テストキット(ICT)の反応性試試験:1)Babesia caballiのBC48抗原を用いて、金コロイド標識の至適pH、抗原濃度、被検血清の希釈倍数について検討を行った。その結果、至適pHが7.0、抗原濃度0.05mg/ml、10倍の血清希釈で、最適な反応が認められた。2)Theileria equiのEMA2抗原を用いて1)と同様の検討を行った。その結果、至適pHが5.0、抗原濃度0.05mg/ml、10倍の血清希釈で、最適な反応が認められた。(3) 蛍光抗体法のスライド抗原の評価:培養で得られるBabesia caballiとTheileria equi原虫で作製したインハウスのスライド抗原と市販されている抗原、試薬を用いて感度特性について比較検討を行なった。その結果、培養原虫で作製したスライド抗原が一番高い特異性を示した。(4) 海外におけるピロプラマ病の疫学調査:アルゼンチンの流行地でnPCRとイムノクロマト法によるB. bovis とB. bigeminaの疫学調査を行った。その結果、nPCRよりイムノクロマト法により高い陽性率が認められた。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 10件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件)
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