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2019 年度 研究成果報告書

臨床検査値調和化ネットワークの構築と大規模症例集積によるEBLM実践環境の創出

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02771
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 病態検査学
研究機関山口大学

研究代表者

市原 清志  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授(特命) (10144495)

研究分担者 齋藤 貴之  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80375542)
川口 鎮司  東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (90297549)
村上 博和  群馬大学, その他部局等, 特別教授 (40166260)
谷澤 幸生  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00217142)
曽根 博仁  新潟大学, 医歯学系, 教授 (30312846)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード事実に基づく検査診断 / 膠原病 / 血液悪性腫瘍 / 基準範囲 / 標準化 / 国際多施設共同調査 / 検査疫学Web検索システム / 基準値データベース
研究成果の概要

事実に基づく検査診断(EBLM)の実践をめざし、国際共同調査の形で、健常者の主要臨床検査値、並びに代表疾患の初診未治療時の臨床所見・検査所見を、症例別に収集し、データベース(DB)化した。前者は、2012年開始の国際基準値調査で得た19カ国の健常成人18,000人の主要50項目の標準化対応臨床検査値を共通質問表による個人特性情報と併せて登録した。後者は、モデルDBとして膠原病(皮膚筋炎358、強皮症416例)・血液悪性疾患(骨髄腫456、悪性リンパ腫599例)を登録した。両DBは、EBLMの実践で利用可能なWebシステム上に配置し、各種条件で臨床・検査所見のプロフィールを参照可能とした。

自由記述の分野

臨床検査診断学

研究成果の学術的意義や社会的意義

主要臨床検査の基準値を、IFCCの調和化プロトコールに基づき、5大陸19ヶ国の参加で、大規模に収集した初の世界規模調査である。パネル血清の共通測定により標準化された18,000人の基準値をデータベース(DB)化し、その性、年齢、人種、生活習慣による生理的変動の実態を的確に把握可能とした。基準値の国間差の実態は、医療のグローバル化の観点から重要な成果と考える。一方、代表疾患の初診症例未治療時の臨床・検査所見の集積を目指した調査研究は、現時点で4疾患に限られるが、基準値DBと併せて共通のWeb検査疫学システム上に配置し、自在な条件で参照できるEBLM実践のモデル環境を実現した。

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公開日: 2021-02-19  

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