研究課題/領域番号 |
16H02773
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
清水 周次 九州大学, 大学病院, 名誉教授 (70274454)
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研究分担者 |
森山 智彦 九州大学, 大学病院, 准教授 (20452758)
工藤 孔梨子 九州大学, 大学病院, 助教 (50644796)
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 教授 (60325529)
岡村 耕二 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 教授 (70252830)
森山 大樹 九州大学, 大学病院, 准教授 (70586859)
江崎 幹宏 九州大学, 大学病院, 講師 (50335957)
永井 英司 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30264021)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 遠隔医療 / 遠隔教育 / 情報通信 / 国際協力 / 中南米 |
研究成果の概要 |
医師および技術研究者の日本における研修を目的として、拠点となるメキシコ、コスタリカ、コロンビア、チリ、ブラジルに加え計10ヵ国から、40名を招聘した。また日本側からも各国を訪問して現地の状況や課題を把握し、学術ネットワークを活用したシステムの構築やそれぞれのニーズに沿った遠隔教育プログラムを確立した。参加施設数およびプログラム参加数は、本事業開始前後でそれぞれ39から101へ、149から416へと大幅な増加を示した。新型コロナ感染症により2年間の延期を余儀なくされたが、技術的な点ではオンラインコミュニケーションへの閾値が低くなり、遠隔医療教育における今後の更なる発展が期待される。
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自由記述の分野 |
外科、遠隔医療
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療における遠隔教育システムの構築には、他分野と比較し高解像度な画像の伝送が要求される。我々は研究教育用の超高速学術ネットワークを活用することにより、高価な専用機器を購入することなく安価で鮮明な医療画像を送受信できるシステムを中南米各国に確立した。絶え間ない技術革新に備え常に新たな技術を導入できる技術者育成プログラムと、症例毎に十分な時間をかけて詳細に検討する日本式医療教育スタイルを導入することにより、早期胃癌の遠隔教育を可能にした。今後は人の移動を伴う直接的な指導と使いやすく効率的な遠隔教育の相乗効果により、中南米は元より世界の様々な疾患における医療の均てん化に貢献したい。
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