研究課題/領域番号 |
16H02774
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
内分泌学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山下 俊一 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 学長特別補佐 (30200679)
|
研究分担者 |
高村 昇 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (30295068)
中島 正洋 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50284683)
サエンコ ウラジミール 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (30343346)
光武 範吏 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50404215)
鈴木 啓司 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (00196809)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 甲状腺がん / チェルノブイリ / 遺伝子多形 / 分子疫学 |
研究成果の概要 |
チェルノブイリ周辺国の共同研究機関の研究者らと連携を強化しつつ、放射線誘発小児甲状腺がんコホートの追跡調査、散発性小児甲状腺がんの収集と遺伝子多型解析、さらには分子病理学的な解析を行った。その結果、放射線誘発と散発性、また発症年齢の違いによって関連する遺伝子多型の違いが示唆された。また、被ばく後長期を経て発症したがんの分子病態は異なってきているものの、散発性とはいまだに有意な違いが認められることも明らかになった。
|
自由記述の分野 |
内分泌学、放射線影響学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
チェルノブイリ原発事故後の知見は、いまだ重要な社会的・学術的価値を生み出しており、今後も日本と周辺国研究機関との協力体制を維持し、調査を継続する必要がある。関係諸機関の世代交代が進む中、本研究課題は、新たな若手人材同士の関係構築にも貢献できた。また、放射線誘発甲状腺がんの発症分子メカニズムに、散発性との違いが少しずつ明らかになりつつあり、被ばくによる発がんについての理解が深まった。
|