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2018 年度 研究成果報告書

大きな待ちを解明する統一的方法とその複雑なネットワークモデルへの応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02786
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 数理情報学
研究機関東京理科大学

研究代表者

宮沢 政清  東京理科大学, 理工学部情報科学科, 教授 (80110948)

連携研究者 佐久間 大  防衛大学, 情報工学科, 講師 (00434027)
小林 正弘  東海大学, 理学部情報数理学科, 准教授 (90609356)
研究協力者 Dai Jim G.  Cornell University, Professor
Foss Sergey  Heriot-Watt University, Professor
Blanchet Jose  Stanford University, Associate professor
Rolski Tomasz  The University of Wroclaw, Professor emeritus
Zwart Bert  Centrum Wiskunde & Informatica, Professor
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード待ち行列ネットワーク / セミマルチンゲール / 定常分布 / 漸近特性 / 拡散近似 / 流体待ち行列ネットワーク / 優先権のあるサービス / 状態空間の崩壊
研究成果の概要

今日サービスシステムの多くはネットワーク型であり通信や流通を始めとして私達の生活や経済活動において広く使われている.これらのシステムにおいては混雑がサービス品質に及ぼす影響が大きい.本研究の目的はこのようなネットワークシステムにおいて大きな混雑が発生するメカニズムを理論的に解明するための方法を確立し,各種の待ち行列ネットワークへ適用することである.本研究では混雑解明のために多次元の待ち行列長の定常分布について裾の漸近特性と重負荷時の拡散近似を調べる.これら2つの漸近特性は従来個別に研究されてきたが本研究では1つ方法で統一的に求める.系内滞在時間分布など関連する量の漸近特性の研究も行った.

自由記述の分野

待ち行列理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

(学術的意義)本研究は待ち行列ネットワークを表す確率過程において定常分布の裾の漸近特性や重負荷の下での拡散近似を求める理論的な枠組みをセミマルチンゲールを用いて構築し,新しい形の時間展開式を導き,各種の漸近問題を統一的に解くことができることを示した.これは確率過程の漸近理論に新たな展開を切り開くものである.
(社会的意義)今日サービスネットワークは私達の生活や経済活動に欠かせないが,混雑がサービス品質を劣化させる大きな原因となっている.本研究はこれらのシステムを待ち行列ネットワークにより表し,混雑の発生や影響を明らかにした.これは生活の質の向上や経済活動の円滑化に貢献するものである.

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公開日: 2020-03-30  

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