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2021 年度 研究成果報告書

期待オイラー標数法の深化と実用化,および関連する数理の展開

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02792
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 統計科学
研究機関統計数理研究所

研究代表者

栗木 哲  統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (90195545)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード確率場 / 多重比較 / 積分幾何学 / 同時信頼領域 / 応用ホモロジー / ランダム行列 / ミンコフスキー汎関数
研究成果の概要

期待オイラー標数法は,確率場の最大値の近似分布を与える幾何学的方法論である.信号検出や変化点問題などの多重比較の多重性調整p値の計算のために用いられることが多く,例えば脳画像データ解析では標準ツールとして用いられている.しかしながら本方法には近似誤差評価が十分には解明されていないなど方法論として未完成な部分がある.また積分計算方法の改良等により更なる実用化を図ることができる余地もある.さらにランダム行列理論,代数統計など関連数理分野との境界領域の開拓も可能である.本研究ではこれらの各視点から総合的に期待オイラー標数法を研究し,その理論的深化と実用化,応用範囲の拡大を図る.

自由記述の分野

統計科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

データに基づく発見,すなわち統計的発見においては,常にデータのばらつきに起因する偽陽性の可能性を念頭におく必要がある.ここで偽陽性とは再現性のない発見ということができる.本研究課題である期待オイラー標数法は,偽陽性の確率を見積もるために用いられている典型的な方法であり,その適用範囲の拡大や誤差評価法の確立が望まれていた.

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公開日: 2023-01-30  

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