現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
キーボードの特定のキーをタイプしようとする随意運動の作業をユーザが行う時、振戦や外力で不随意に揺れている実手と、システムが予測した随意運動で運動する手指を模倣した仮想手(CG合成)とを、同一場所に視覚的に混合(シースルー重畳)した場合、ユーザは随意で運動する手の方を自らの身体と錯覚し、実手であっても不随意に揺れている手の方を無視する、複合現実感における新規な心理学的知見、加えてそのオーグメンティッドヒューマン型デスクワーク環境のシステム開発、並びに本システムが実際に振戦を抑制し矯正できたという知見を報告した国際雑誌論文と国内雑誌論文の両方がともに論文賞を受賞し、内外から高い学術的評価を受けたため。 ・Grand Prize for The 2017 IEEE Access Best Multimedia Contest (Part 1):Kai Wang, Daisuke Iwai, and Kosuke Sato, "Supporting Trembling Hand Typing Using Optical See-Through Mixed Reality," IEEE Access, Vol. 5, pp. 10700-10708, 2017. (受賞年月日:2018年1月11日) ・日本バーチャルリアリティ学会論文賞:Kai Wang, Noriko Takemura, Daisuke Iwai, and Kosuke Sato, "A Typing Assist System Considering Involuntary Hand Tremor," Transactions of the Virtual Reality Society of Japan, Vol. 21, No. 2, pp. 227-233, 2016. (受賞年月日:2017年9月28日)
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