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2020 年度 研究成果報告書

IRMSによる微小領域安定同位体比分析:境界領域への深化と絶対変動解析への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02944
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 環境動態解析
研究機関京都大学 (2019-2020)
茨城工業高等専門学校 (2016-2018)

研究代表者

石村 豊穂  京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (80422012)

研究分担者 坂井 三郎  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海洋機能利用部門(生物地球化学センター), 主任研究員 (90359175)
西田 梢  筑波大学, 生命環境系, 特任助教 (10708374)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード有孔虫 / 安定同位体比 / 水温指標 / 微量分析 / 環境指標 / 炭酸カルシウム / 耳石 / IRMS
研究成果の概要

世界最高水準の安定同位体比分析計(IRMS)を用いた炭酸塩の超高解像度環境解析の研究基盤(MICAL3c)を確立し,複数の共同研究を伴う積極的な応用研究を開始してきた. 微量炭酸塩分析を魚類耳石や岩石試料の応用研究へと展開するにあたって,生物源炭酸塩切削・分析技術のノウハウの蓄積を推進し,得られる同位体比の信頼性評価をおこなった.特に生物源炭酸塩の微量分析では,得られたデータが研究対象を代表して議論できるデータかどうかの評価が絶対変動解析をおこなう上での鍵となる.そのため,研究対象の個体分散に関わる評価をおこない.地質試料・魚類耳石それぞれに関して,個別の研究成果として報告するに至っている.

自由記述の分野

安定同位体地球化学・微古生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題は世界最高水準の安定同位体分析技術を活用し,(1)有孔虫や炭酸塩岩を用いた絶対環境指標の高度化を行い過去の海洋環境を直接理解する手法を高度化した.また,(2)境界領域・複合分野へ分析技術の適用範囲を広げ,特に水産学分野への展開を加速し,魚類の回遊履歴解析の実現と応用範囲の拡大に結び付いた.これは水産資源保全に向けた強力な解析手法となる.これら個別研究と並行して,(3)世界唯一の分析技術に対する国内外の幅広い需要に応えるために確固たる研究基盤を拡充発展させた.共同研究分野の広がりに対して,今後の研究発展の準備も整えている.

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公開日: 2022-01-27  

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