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2019 年度 研究成果報告書

転写と共役したDNA鎖切断修復機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02954
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関福岡大学 (2017-2019)
大阪大学 (2016)

研究代表者

倉岡 功  福岡大学, 理学部, 教授 (60335396)

研究分担者 塩井 成留実 (青木成留実)  福岡大学, 理学部, 助教 (50510187)
竹立 新人  福岡大学, 理学部, 助教 (20846505)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードDNA修復 / 転写
研究成果の概要

放射線により生じるDNA損傷としてDNA鎖切断がよく知られている。この損傷は複製のみならず転写機構をも阻害し、突然変異および細胞死を導く。最近、この修復のために細胞は転写機構と協力してDNA鎖切断を修復していることが明らかになった。
この研究は、転写におけるDNA鎖切断の影響および転写と共役したDNA鎖修復の現象を細胞生物学的に解析し、その修復の分子機構を生化学的に明らかにすることを目的としていた。細胞生物学的および生化学的にこの修復を観察するために,新規の検出系を開発した。その一方,この修復の解析には複雑な細胞機能が関わることが示唆された。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒト細胞において,DNA損傷に対する反応はより多種多様である。例えば,ヒト体細胞においてはほとんどが休止期の細胞,つまり複製より転写の方がより機能し,DNA損傷の影響は転写反応に現れてくると考えられる。本研究はDNA鎖切断がヒトの転写機構において,どのように影響を与え,それを回避していくのかを明らかにする実験を行った。この結果は転写における放射線細胞障害の解明に貢献していると思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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