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2018 年度 研究成果報告書

食品因子による消化管センシングを介したホメオダイナミクス発現機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03042
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

越阪部 奈緒美  芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (30554852)

研究分担者 成川 真隆  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (50432349)
研究協力者 安岡 顕人  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード消化管センシング / 脳腸相関 / 渋味 / 辛味 / ホメオダイナミクス
研究成果の概要

本研究ではCinnamtannin A2(A2)がCapsaicin(CA)と同様に消化管感覚神経によって認識され生体にストレス応答反応を引き起こした結果、交感神経活動が亢進し、末梢の循環動態に変化をもたらすことを以下の結果により明らかにした。1.YC3.60tgマウスの脊髄後根神経節細胞にCA・A2を添加したところ、顕著なCa2+の取り込みが確認された。2.A2を経口投与後、視床下部室傍核におけるcfosおよびCRH mRNA発現が顕著に増加した。3. A2・CA をラットに強制経口投与したところ、一過的な血圧・心拍数の上昇作用が認められた

自由記述の分野

機能性食品

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではポリフェノールの一種であり強い渋味を呈するCinnamtannin A2 (A2)が辛味成分であるCapsaicin(CA)と同様に消化管感覚神経によって認識され生体にストレス応答反応を引き起こした結果、交感神経活動が亢進し、末梢の循環動態に変化をもたらすことを初めて明らかにした。ポリフェノール類はトクホや機能性表示食品の関与成分として一般に広く用いられているが、生体利用性が低いことからこれまでメカニズムが不明であった。本研究の結果その作用メカニズムが明らかになったことは、国民の機能性食品の利用に大きく役立つと考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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