研究課題
次世代に持続・発展可能な社会を形成するために,資質・能力としての課題解決力の育成を意図するカリキュラム開発が国際的に進展しており,育成された資 質・能力を各教科に即して捉える評価法の開発が求められている。我が国では,小中連携・一貫教育など,義務教育の視座から公教育を調え直し,義務教育の到 達点である中学校教育の今日的な姿をカリキュラム/指導法/評価法として描き出すことが強く求められている。そこで,本研究では,次のことを目的とする: 『中学校数学科の課題解決型説明カリキュラムで育成される資質・能力の評価法を作成し,授業実践に基づいて評価・改善する。』 本研究の目的を達成するために,次の2つの下位目標を設定する:目標I「課題解決型説明カリキュラムで育成される資質・能力の評価法を作成する。」,目標II「作成された評価法を改善する。」本年度は,目標II「作成された評価法を改善する。」に関して,中学校数学科の4領域(数と式,図形,関数,データの活用)で育成される非認知的な資質・能力を捉える評価法について調査を実施した。その結果,4領域に共通して,次の実態を特定した:実態a_認知的な資質・能力について教師が高く評価している生徒ほど,非認知的な資質・能力について教師が行動面からの評価よりも高く評価している,実態b_認知的な資質・能力について教師が低く評価している生徒ほど,非認知的な資質・能力について教師が行動面からの評価よりも低く評価している。また,これらの傾向の強弱は各領域により大きく異なる。例えば,領域「関数」では後者の傾向が他領域に比べ強く現れている。中学校数学科全体及び各領域における傾向に基づいて授業と評価で改善すべき課題を特定できた。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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