研究課題
申請者がこれまでの科研費研究で蓄積した知見やアイデアを発展させ、最先端の情報通信技術により可能となる先進的な学習支援環境の開発を行った。広く普及した携帯端末を入力デバイスとし、各学習者の協調的な実世界センシングにより学習素材を収集、統合できるプラットフォームと学校教育現場等での利用を目的とするアプリケーションを構築した。具体的な本研究の成果は以下の通りである。・創造的学習支援環境実現のための基盤技術の開発:複数のスマートフォンを連携させることによる実世界3次元センシングは技術的には世界でもまだ実現されていない挑戦的な研究課題である。本科研費研究では、照明を用いたスマートフォンの高精度時刻同期、および音響信号を用いたスマートフォンの3次元高精度位置認識の技術を確立した。次に、各スマートフォンから得られる映像情報を用いた3次元再構築とモーションキャプチャシステムを実装した。・提案システムの評価:上記の要素技術の性能評価を実施した。次に、各技術の統合により構築されたシステムの評価のため、高機能モーションキャプチャシステムをリファレンスシステムとして導入し、性能比較実験を行った。さらに、学校教育現場での利用のため、提案システムのユーザスタディを実施した。・研究成果発表:各要素技術、その統合システムを用いた応用、評価等、各トピックに関する研究成果についての報告を、学会発表や雑誌論文等で実施した。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
電子情報通信学会論文誌 B
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