研究課題
これまでの成果に基づいて,具体的な学習・教授法を対象に,学習・教授法の効果的な教授,教員自身の授業設計への応用力の育成,授業実践を通した学習効果の評価を結びつけた教員研修パッケージの開発を行った.具体的な学習・教授法としては,これまで時間をかけて学びの構成原理の抽出とモデル化を行ってきたジグソー学習法を採用した.開発した教員研修パッケージの基本的な考え方は,特定の指導者がいなくても対象となる教授・学習法の本質を学ぶことが出来,さらに意図的教育観と成功的教育観の両方からの評価を通した実践的な授業設計力を身に付けることが出来るようにすることである.そのことを踏まえ,教員研修パッケージでは,教員自身によるシステムの操作やグループでの議論など教員の主体的な活動を中心に構成した.さらに,開発した知識構成型ジグソー学習法を対象とした教員研修パッケージを,これまでの静岡大学教職大学院,岡山県・岡山市教育委員会,静岡県教育委員会の協力による教員研修での実践だけではなく,他の地域・組織による教員研修での実践へと活用の場を広げていった.本研究の成果を幅広く普及させていく中で,教員研修パッケージに含まれる学習評価のデータの収集・分析を通して,開発した教員研修パッケージの有効性を確認することができた.また,実践を通して得られたデータの分析を踏まえ,より効果の高い教員研修パッケージを目指し,構築方法論の改善を行った.
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2019 2018
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)
教育システム情報学会誌
巻: 35 ページ: 275~287
https://doi.org/10.14926/jsise.35.275
Proc. of ICCE2018
巻: ICCE2018 ページ: 49~58
日本教育工学会論文誌
巻: 42 ページ: 085~088
https://doi.org/10.15077/jjet.S42046
Proc. of E-Learn2018
巻: E-Learn2018 ページ: 745~748