• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

筋膜を基軸とした痛覚過敏機構の解明とその治療

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16H03202
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関新潟医療福祉大学 (2017-2018)
富山大学 (2016)

研究代表者

田口 徹  新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (90464156)

研究協力者 歌 大介  
太田 大樹  
若月 康次  
坪島 功幸  
宮原 謙一郎  
松原 崇紀  
濱上 陽平  
水村 和枝  
片野坂 公明  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード筋膜 / 痛み / 筋・筋膜性疼痛 / 侵害受容 / 理学療法 / 線維筋痛症 / ストレッチ / 筋
研究成果の概要

筋・筋膜性疼痛は国内外で罹患者が多く、日常生活動作やQOLを低下させる主要因であり、リハビリテーション領域で重要な課題である。本研究では、いわゆる運動後の筋肉痛や全身性の恒常的な痛みを特徴とする線維筋痛症など、筋・筋膜の痛みを呈する動物モデルを用い、その末梢神経・脊髄機構の一端を解明し、痛覚過敏の原因となる物質的基盤の一部を明らかにした。また、筋・筋膜性疼痛の痛覚過敏における「筋膜」の役割を明らかにした。これらの研究成果は筋・筋膜性疼痛の予防や治療に繋がる重要な知見であると考えられる。

自由記述の分野

疼痛学、感覚生理学、神経科学、リハビリテーション科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肩こりや腰痛などの筋・筋膜性疼痛は本邦において罹患者の多い慢性難治性国民病である。本研究では筋・筋膜性疼痛の実験モデルを用いて、そのメカニズムの一端を末梢神経および脊髄レベルで解明し、またその物質的基盤の一部を明らかにすることができた。また、これまで基礎医学で等閑視されていた「筋膜」が筋・筋膜性疼痛の病態に関わるという知見を得ることができた。これらの研究成果は、筋・筋膜性疼痛の治療や予防に役立つなどの臨床的意義だけでなく、忘れ去られた筋膜に感覚組織としての新しい基礎医学的役割を付与する学術的意義があると考える。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi