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2018 年度 研究成果報告書

マイクロ波を用いた非接触による血圧変動推定方法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03215
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関関西大学

研究代表者

鈴木 哲  関西大学, システム理工学部, 准教授 (50306502)

研究分担者 松井 岳巳  首都大学東京, システムデザイン研究科, 教授 (50404934)
安斉 俊久  北海道大学, 医学研究院, 教授 (60232089)
孫 光鎬  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (80756677)
菅野 康夫  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (00317124)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード生体医工学 / 生活支援技術 / センシング / 診断 / 非接触 / 血圧
研究成果の概要

本研究では,マイクロ波を用いた完全な非接触での生体計測手法を応用し,血圧変動を推定する手法の確立を目指すことを目的とした.手法の有効性の確認のための,①推定法の理論的検討,②システムの試作,③実験室内における試作したシステムの評価実験,を実施した.さらに,臨床的知見の蓄積とシステムの問題点の確認のため,④医療現場における心不全患者へ適用した実証実験,の4点の実施を目標とした.
結果として,理論構築およびシステム試作,さらに評価実験を行い,ある程度良好な結果を得た.一方で,臨床的知見の蓄積のための調査については,安全性と精度に課題があったため十分な実施が出来ず見送る結果となった.

自由記述の分野

生体医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

心疾患,脳血管疾患が原因で死亡率の上昇が世界中で問題となっており,特に先進諸国では高齢化が進むことが予想されることから,心血管系診断に重要な血圧を簡易的且つ日常的に,また連続してその変動を捉えることの重要性が高まっている.さらに,血圧計測時はカフによる上腕の圧迫という物理的負担が問題となっているだけでなく,“白衣性血圧”と言われるように情動の変化にも影響を受けることから,本来非接触,非拘束且つ無自覚な計測が望ましい.
本課題では,これらの課題を克服するため新たな血圧推定法の構築を試み,肯定的な結果を得ることに成功した.今後の応用により,計測対象者の負担軽減と心血管系診断への寄与が期待される.

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公開日: 2020-03-30  

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