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2018 年度 実績報告書

高齢者の複合的行動能力を特異的に鍛えるトレーニング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16H03222
研究機関信州大学

研究代表者

吉武 康栄  信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (70318822)

研究分担者 宮本 直和  鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 准教授 (20420408)
金久 博昭  鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 教授 (50161188)
小河 繁彦  東洋大学, 理工学部, 教授 (80553841)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード筋力トレーニング / 課題難度 / 認知機能 / 筋機能 / Stroop課題 / 経頭蓋磁気刺激
研究実績の概要

高齢者37名を男女別かつ無作為に難課題トレーニング(MU)群および通常のスクワットトレーニング(CONT)群に分けた.トレーニングは,両群ともスクワット運動とし,週3回,3か月間継続して実施した.CONT群の運動負荷は,スクワット実施回数をトレーニング 6週目までは15回×3セットに設定し,以降は2週ごとに1セットずつ追加した.MU群の運動負荷は,事前に取得した筋電図データを基に,CONT群と同等の運動負荷になるよう設定した.トレーニング前後に,以下の身体形態および筋機能,ならびに認知機能の測定を行った. 筋厚は,VLおよびVMOで,トレーニング後に両群ともに増加したが(P < 0.05),群間差はなかった(P > 0.05).筋厚は,トレーニング後に両群ともに変化はなく(P > 0.05),群間差もなかった(P > 0.05).最大筋力は,トレーニング後に両群ともに増加したが(P < 0.01),群間差はなかった(P > 0.05).また,力調節課題のうち,課題3(slow・fast条件)における誤差面積が,トレーニング後に両群ともに減少したが(P < 0.05),群間差はなかった(P > 0.05).単純反応課題ではMU群のみ反応時間がトレーニング後に減少した(P < 0.01).ストループ課題の反応時間は,色不一致条件ではトレーニング後に両群とも減少し(P < 0.01),さらに,MU群がCONT群よりも低かった(P < 0.05).数唱課題では,両群ともにトレーニング後の変化および群間差はなかった(P > 0.05).以上のことから,課題難度が高い運動で構成されているトレーニングの有用性が示された.

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Corticospinal Excitability During Actual and Imaginary Motor Tasks of Varied Difficulty2018

    • 著者名/発表者名
      Watanabe H, Mizuguchi N, Mayfield DL, Yoshitake Y.
    • 雑誌名

      Neuroscience.

      巻: 391 ページ: 81-90

    • DOI

      10.1016/j.neuroscience.2018.08.011.

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] 動作観察による運動学習を促進させる顔変換システムの有用性の検証2018

    • 著者名/発表者名
      渡邊裕宣,松村遥,武富貴史,Alexander Plopski,権田智也,加藤博一,吉武康栄.
    • 学会等名
      第19回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会

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公開日: 2021-12-27  

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