研究課題/領域番号 |
16H03226
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研究機関 | 環太平洋大学短期大学部 |
研究代表者 |
朝岡 正雄 環太平洋大学短期大学部, その他部局等, 教授(移行) (90070606)
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研究分担者 |
金谷 麻理子 筑波大学, 体育系, 准教授 (00284927)
水口 潔 都留文科大学, 文学部, 教授 (10454860)
渡辺 輝也 愛知学院大学, 心身科学部, 講師 (60586783)
會田 宏 筑波大学, 体育系, 教授 (90241801)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 運動学習 / 現象学 / 動感図式 / 動感分析 |
研究実績の概要 |
平成28年5月2日9:30~11:30、筑波大学において、研究代表者(朝岡正雄)と研究分担者4名(會田宏・金谷麻理子・水口潔・渡辺輝也)が参加して平成28年度第1回研修会を開催し、本研究の出発点となる現象学的運動分析に関する共通理解形成のために、「動感図式の受動的構成」の問題を中心に朝岡が講義を行い、これに基づいて参加者全員で討議を行った。 7月2日に研究代表者(朝岡)が筑波大学を訪問し、研究の進捗状況の調整を担当する研究分担者(金谷)と今後の研修会の進め方について意見交換を行った。また、7月16日に、石川県金沢駅前で、研究代表者と研究分担者(2名)が、元ハンドボール日本代表選手に戦術力の形成に関するインタビュー調査を行った。 9月3日に名古屋市の金山駅前の会議室において、研究代表者と研究分担者(4名)・研究協力者(2名)が参加して第2回研修会を行い、「動感図式の能動的構成」の問題を中心に研究代表者(朝岡)が講義を行うとともに、参加者全員で討議を行った。 平成29年2月23日~25日に、上越市妙高高原において、研究代表者と研究分担者(3名)・研究協力者2名が参加して、「現象学的運動分析の目的・方法・手順」の問題を中心に研究代表者(朝岡)が講義を行い、さらに翌日スキー指導の講習会および検討会(担当:水口)を行って、現象学的運動分析に関する共通理解を深めた。 平成28年度は、以上の活動を通して、研究代表者と研究分担者間で研究方法に関する共通理解を深めることができた。しかし、当初予定した研究分担者ごとに行う学習実験において学習目標として選択する運動のコツの構造に関する考察を行い、コツを確認する方法の標準化を行うという研究計画を実施することはできなかった。この課題は次年度前半に着手する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初計画では、研修会を2回、研究報告会を2回開催して、研究分担者が、各自の行う学習実験において学習目標として選択する運動を決定し、決定した運動のコツの構造に関する考察を発表することによって、コツを確認する方法の標準化を行う予定であったが、研究代表者と分担者間の日程調整が上手くいかず、研修会を3回開くにとどまった。次年度は、学習実験に向けた具体的な準備を進め、研究分担者が学習実験を実施するとともに、研究結果の報告を行う機会を設ける予定である。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は、研修会および研究報告会の開催だけでなく、メール等を用いた情報交換のシステムを立ち上げ、これを利用して各研究分担者が学習実験の準備を進めるとともに、学習実験を実施し、その結果を全員に報告することによって、研究の進捗を図る。
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