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2018 年度 研究成果報告書

運動のコツを伝える指導法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03226
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 身体教育学
研究機関育英大学 (2018)
環太平洋大学短期大学部 (2016-2017)

研究代表者

朝岡 正雄  育英大学, 教育学部, 教授 (90070606)

研究分担者 金谷 麻理子  筑波大学, 体育系, 准教授 (00284927)
水口 潔  都留文科大学, 教養学部, 教授 (10454860)
渡辺 輝也  愛知学院大学, 心身科学部, 講師 (60586783)
會田 宏  筑波大学, 体育系, 教授 (90241801)
研究協力者 堀田 敬章  
周東 和好  
曽根 純也  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード運動学習 / 現象学 / 動感図式 / 動感分析 / 運動感覚論
研究成果の概要

これまで運動のコツは学習者が自分でつかむ以外に方法はないと考えられていた。このために、スポーツにおける運動指導に関する研究では、指導者が学習者に働きかけて積極的にコツを身につけさせる指導の方法にはほとんど関心が向けられてこなかった。本研究では、4種目の指導経験豊かな指導者にそれぞれの種目において自らの運動経験の自己分析に基づいて学習目標となる動きかたのコツを確認し、それに基づいて学習者のまだつかめていないコツを見分け、それを指導する研究を行ってもらい、これらの研究を総括する形で、指導者自身が運動のコツを見分ける方法を「靴紐の蝶結び」の例を用いて現象学的運動分析として標準化することに成功した。

自由記述の分野

スポーツ運動学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通して運動の達成に不可欠なコツを確認するための標準的な方法を確立することができた。この方法によって確認されたコツの全体像を下敷きにして、学習者の動きを観察し、借問を繰り返すことによって、学習者のコツ把握状況の確認が可能になる。続いて、学習者のまだつかめていないコツに動く感じの近い(動感類縁性のある)動きかたを易しいものから難しいものへと配列した学習課題を提供することによって、学習目標とする運動のコツをつかませる指導が可能になる。運動のコツの把握はこれまで学習者の自得にゆだねられてきたが、本研究の成果によってこのプロセスへの指導者の積極的な介入が可能になる。

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公開日: 2020-03-30  

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