海洋シアノバクテリア由来のマクロリド配糖体ビセリングビアサイド(BLS)の種々の誘導体を調製する方法を確立した。合成の中盤・終盤でのグリコシル化は困難であることがわかったため、合成の序盤で糖部位を導入した。その後に18員環構築は、種々の環化前駆体において問題なく進行し、BLS類の合成法を確立した。BLS類の抗マラリア活性を評価したところ、弱いながら活性を示した。海洋シアノバクテリア由来鎖状ペリポプチドJahanyne(JHN)のビオチンプローブを用いてアフィニティー精製を進めたところ、標的候補タンパク質として分子量20kDaのアポトーシス誘導タンパク質を見出した。
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