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2018 年度 研究成果報告書

エキスパートスキルの形成を支える神経可塑性メカニズムの統合的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03306
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 脳計測科学
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

花川 隆  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 脳病態統合イメージングセンター, 部長 (30359830)

研究分担者 林 拓也  国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (50372115)
研究協力者 堀 祐樹  
菅井 智昭  
上原 一将  
北 佳保里  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード学習 / 神経可塑性 / 神経イメージング / MRI / PET / TMS
研究成果の概要

ヒトの非侵襲イメージング技術の発達により、学習による脳灰白質容積の増加や白質構築の変化など、メカニズムの明らかでないマクロ神経可塑性の存在が明らかになってきた。本研究は、MRIやTMSなどヒトでの非侵襲計測を使って運動学習、音楽や言語など様々なエキスパートの脳の特徴と学習による脳機能・構築の変化を明らかにしつつ、ラットにも学習前後のイメージングを行なって細胞・分子神経科学研究につなげることを目的として計画した。ヒトやラットの大脳基底核や小脳にスキルやスキル学習を支える動機付けに関わる部位を発見した。また、ラット小脳におけるマクロ神経可塑性の実験系を確立した。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトとラットを対象として、マクロ神経可塑性計測を手法として使い、運動学習、音楽や言語など様々なエキスパートの脳の特徴と学習による脳機能構築の変化を明らかにしてきた。特に、マクロ神経可塑性計測はイメージング研究の進歩から生まれた新しい概念であるが、細胞・分子神経科学技術を応用しやすいラットでの再現と実験系の開発は、新しい学術分野の創生につながる成果である。研究の進展により、マクロ神経可塑性の背景にある神経生物学的メカニズムが明らかになれば、学習障害の克服や認知症対策など、大きな社会的インパクトを有する研究が視野に入る。

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公開日: 2020-03-30  

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